top of page

相手のためにできること


HSP(エネルギーに敏感で繊細な人)についてよく問い合わせをいただくので、いろいろな事情でライフコーチング を受けることできない方にも気軽にアクセスできるプラットフォームを作ろうと、現在オンラインコースを作っています。

10月6日にラウンチする予定だったのですが、間に合わず現在まだ作成中です。この調子だとちゃんと完成するのは10月半ばごろになるかと思います。HSPの方に実用的で役立てるコースになるように作っていますので、気になる方はぜひ10月半ばごろにウェブサイトをチェックしてみてくださいませ。

さて、先日ヒプノセラピーを受けにいらした方が、「自分の意識の持ち方次第で人生がもっと変わるということや、世の中には目に見えない世界がたくさんあって、それを知ると小さなことに囚われたりウツになったりすることが少なくなるということを、今苦しんでる身内に教えてあげたい。」と、熱く話していました。いろんなことがうまくいかなくて長い間ウツになっている弟さんがいらっしゃるそうで、元気になってほしいと思っているとのこと。これまでにスピリチュアルから心理学、物理学などいろんな本を読んで学んできた哲学、そして様々なセラピーやリトリートなどで得た経験や世界観を、弟さんにも知ってほしいけれど、肝心な弟さんは、そういうことに対して消極的だそうで、なかなか話が通じないそう。

自分の周りの人が辛そうにしているとき、力になりたい、助けてあげたいと思うのはごく自然なことですが、多くの場合、以前に自分も辛かった時期があったからこそ、乗り越えるために力を貸したいと思う気持ちがあったります。もっといろんな世界や考え方があることを分かってほしいと情熱的に思う時、自分と相手が全く噛み合っていない場合にはフラストレーションを感じこともあります。

とくに、相手が家族や夫婦、親しい友人関係などの場合、こちらがいろいろ手を尽くしても相手が変わらない、または変わろうとせずに、辛くても現状に止まろうとすることに対してはストレスを感じます。ときには、相手が少し前に進んでもまたすぐに元の場所に戻ったりする様子を見ていると、身内としては辛さを感じてしまったうもの。「分かり合えないー。」そう感じると、相手との壁を感じたり、自分を不甲斐なく思うことも。同時に、せっかくシェアした自分の大切にしている哲学や経験をまっすぐに受け取ってもらえなかったりすると、相手に軽く見られたと感じて、逆に自分が落ち込むこともあるかもしれません。

こちらが手を尽くそうとすればするほど相手との溝が深まる場合もあるので、なかなかうまくいかないかもしれません。関わるのをやめようと決めたり、自分の築き上げた哲学や経験を傷つけないために、そのことを誰かとシェアすることをためらうようになってしまう場合もあります。

こういう状況について個人的な経験では、「相手には相手の学びがあり、今は旅の途中なのだと言うことを信じる」というスタンスでいることが、両者にとってベストなのだと思っています。でも、だからといって関わるのをやめるとか、語るのをやめるとか、手を貸すのをやめるとか言うのはちょっと違うかなと思います。とくにそれが身近な人である場合は、放っておくなんて自分自身の健康にもよくないことです。相手に拒否されたらそれまでですが、そうでない場合は相手の学びのペース、つまり魂の旅のスケジュールを尊重しつつ、旅の途中で空き時間がありそうだったら一緒に時間を過ごす、と言う感じでタイミングを見ながら応援します。応援とは、たとえばただ相手の話を聞いてあげることや、難しい話をせずに気分転換に何か一緒にしたり、またはもっと実用的に手助けしたりなど。

そして、スキがあればさらっと自分の経験や、前向きにさせてくれる考え方などをシェアしてもいいかもしれません。精神的にかなり温度の低いところにいる人にとって、この手の話は「暖簾に腕押し」「馬耳東風」といった具合になりますが、それでもいいのです。実際、自分の人生哲学は自分のセオリーでしかないわけで、それを押し売りしてしまえばエゴの行為となりかねません。それでも相手が身近な人である場合、自分が熱心に語ることは直接的ではなくても何か別のものに形を変えて相手に伝わることがあります。いつかそのうち、本人にとってベストなタイミングでそういう経験をして、考え方がシフトする日がやってきた場合、あなたがそういうことを語っていたことを思い出して、共に意見を交換したり共有できたりする日がやってくるかもしれません。なぜなら、身近な人は自分がこの人生で学びを共にするソウルメイトの一人である可能性が高いから。

そして、こういう状況でもっとも効果的なのは、自分が自分らしくあること。自分が精神的な安定感を持っていると、それが波動として相手に自然に伝わりますので、自分が自分らしく元気でいるだけで、直接的に何かしまくてもただそれだけで周りの人にはいい影響があると感じます。精神的に温度が下がっている相手に関わりすぎて、自分も風邪をひきそうな状態になったら、やはり少し距離を置くというのは重要ですが、自分が元気でいられる時にはただ空間を共有しているだけでも、その場の温度を上げてあげることができると感じます。

自分の身近な人が経験していることは、そばにいる自分の経験でもあります。どんな形でその人を応援してあげるか、そしてそんな自分とどういう風に向き合うかは自分自身の人生の経験にもなりますので、いろいろ試してみてみることは自分の成長にも繋がると感じています。

90 views

Recent Posts

See All
bottom of page